「忙しすぎて仕事が回らない。こんな会社もう辞めたい」と思ったあなた。あなたが休みたいときに、自由に会社を休むことはできていますか?仕事を休む権利をあなたは持っています。
「上司から有給申請を拒否された」「友人の計画した旅行に一緒に行けなかった」
このような仕事が回らない会社で働き続けるには、いくつかのリスクがあります。
この記事では、仕事が回らない会社で働き続けるリスクや辞めるべき理由、仕事が回らない原因とその対処法について解説します。
この記事を読むと「休みたいときに休みたい」「仕事だけではなく、プライベートも充実させたい」というあなたの人生を取り戻すためにも、ぜひ最後までご覧ください。
仕事が回らないから辞めたい!そんな職場を辞めるべき3つの理由
有給休暇を申請した時に「休みなんて取れるわけないよ」と拒否されて、友人の計画した旅行に一緒に行けなかった経験はありませんか?
仕事が回らないこと自体は仕方ありません。人手が足りないのはどの業界でも同じです。とはいえ、それでも休みたい時に休ませてもらえるからこそ仕事にやる気が出るもの。
「休みなんて取れるわけないよ」と初めから拒否されてしまうような仕事は、やはり辞めるべきでしょう。私が思う、あなたが仕事を辞めるべき理由をまとめたのがこの3つです。
回らないくらい仕事が多いのは、会社の責任です。あなたが仕事を辞めることで、会社に迷惑がかかったとしても、それは会社の自業自得です。
それに、あなたの視点では仕事が回っていなくても、あなたが頑張った結果、会社から見れば仕事がきちんと回っているように見えてしまうのです。これでは会社は人手不足という問題に気づけません。
あなたが辞めることで仕事が回っていないという問題が明らかになり、会社が改善される可能性もあります。もし改善されないとしても、あなたが先に辞めることで仲間も辞めやすくなるでしょう。
あなたが勇気を出して会社を辞めた方が、結果的にはみんなのためになります。
辞めたいほど仕事が回らない5つの原因とその対処法
仕事が回らない原因には、以下の5つがあります。初めの2つは組織的な原因で、残りの3つは個人的な原因です。心当たりはありますでしょうか。
それぞれの原因に対する対処法を合わせて紹介するので、心当たりのある部分をぜひ読んで見てください。
仕事量が多すぎる・人手が足りていない
多すぎる仕事量や人手不足は、仕事が回らない原因の1つです。
やむを得ず、残業をして対応している場合もあるでしょう。「自分の仕事が遅いから悪いんだ」と悩んだ経験があるかもしれません。しかし、多すぎる仕事量が原因で仕事が回らないのは当然の結果です。自分を責めないようにしましょう。
まずは、自分にとって最も楽しくない、手間のかかる業務を手放すよう努力するのがおすすめです。「この業務がどうしても上手くできなくて時間が足りません。助けてください」と、上司に助けを求めてみましょう。
助けを求めることは、迷惑をかけることではなく、チームとしての目標達成に向けた行動です。仕事の負担が大きいと判断された場合は、業務の分担を提案してくれるかもしれません。上司も、頼られると悪い気はしないものです。
1人では進められない仕事が多い
仕事には、あなた1人の力だけでは完了しないものがあります。例えば、上司の承認が遅れたり、必要な情報が提供されなかったりする場合です。
もし業務が滞っているなら、待つだけでなく上司や同僚と積極的にコミュニケーションをとることが大切です。とはいえ催促するのではなく「あの件、大変そうですね」などと相手を気遣う言葉で、かつ自分が待っている業務についての話をしましょう。
上手く気づいてくれたなら、最速で処理してくれるか、遅れている原因についての情報を教えてもらえるでしょう。
頼まれると断れない
「すまん、これも頼む!」と言われたとき、あなたはどう断りますか?自分の業務で手一杯なとき、追加の仕事を断らないと仕事は回らなくなります。
「断ったら怒られるかもしれない」「昇進に関わるかも」という恐れから、自分が対応できる量を超えた仕事を引き受けてしまう方がいます。しかし、あなたの健康や業務の質を守るためには、あなたが定時で仕事が終えられる程度に仕事量を管理しなければなりません。
自分だけでなく、チーム全体のパフォーマンス向上にもつながりますので、断る勇気を持ちましょう。具体的な断り方は「最短で1週間かかります」など、納期を明確に伝えるのをおすすめします。口では「最短」と言いつつ、実は余裕を持った日数で伝えるのがコツです。そう言った時の、相手の反応はだいたいこの3つです。
理解のある相手だと、1つめか2つめの反応が返ってきます。3つめの反応のときは、残念ですが今やっている仕事の担当者へ、後回しにしていいか交渉しましょう。担当者も折れないときは、新たな依頼者と直接交渉してもらうと良いでしょう。
周りに頼れない
先輩や後輩は頼りになりませんか?1人で全ての仕事をこなそうとすると、仕事が回らなくなりがちです。
周りが頼りにならないのは、あなたが頼っていないからかもしれません。案外、周りはあなたが助けを求めるのを待っているかもしれませんよ。あなたから助けを求められたら、喜んで手を貸してくれる人がきっといます。
「ちょっと、〇〇について少し教えてもらえませんか」「少し手をお借りしたいのですが、お時間ありませんか?」と、上手く声をかけて、周りに頼りながら仕事を進めましょう。
完璧を目指している
自分の仕事に完璧を求めてはいませんか?いくら自分が完璧だと思っても、それを評価する相手が完璧だと思ってくれるとは限りません。粗探しが生きがいのような相手だと、完璧を目指す仕事は無駄の多い仕事になりがちです。
「2割共有」という言葉をご存知でしょうか。仕事の進捗が2割まで進んだところで一旦誰かと共有し、方向性に間違いがないか確認してもらうという仕事の進め方です。
例えば資料作成なら、細かいデザインやレイアウト、文法や言葉使いには触れず、「ここで何を伝えるか」「どんなデータをどのように表現するか」がわかるようにしただけの資料を共有します。これだけで方向性は十分に伝わります。
2割共有がいいのは、上司が協力して一緒に作っている感覚になってくれるところです。上司が自ら作った資料と同じですから、粗探しされる心配がありません。極端ですが、仕事は完璧でない方が良いと言っても良いでしょう。
こんな働き方はNG。仕事が回らない職場で働く3つのリスク
仕事が回らない職場で働いていると「このまま働き続けるのが辛い」「仕事を辞めたい」と感じませんか?無理して仕事が回らない職場で働き続けるリスクとして、以下の3つがあります。
どうでしょう。あなたにも心当たりがあるのではないでしょうか。
ストレスや過労で体調不良になる
回らないほど多い仕事が原因で、心や身体に不調をきたすケースは珍しくありません。例えば以下のような症状が現れたなら、既に不調をきたしています。
これらを放置すれば、うつ病などの精神的な病に陥るリスクがあります。
うつ病になれば、回復には数ヶ月を要し、完治後も再発の危険が伴います。限界を迎える前に、現在の仕事環境を見直しましょう。
プライベートが疎かになる
業務量が原因でプライベートの時間が奪われると、ワークライフバランスが崩れていきます。
休日が十分に取れない職場環境では、趣味や自分の時間も犠牲になります。精神的な健康を維持する上では、仕事以外の時間がいかに充実しているかが大切です。もし、「自分の時間が持てない」「生きがいを感じられない」と悩んでいるなら、既にワークライフバランスが崩れています。
大切なのは、仕事とプライベートの時間のバランスを見直し、自分の幸せを優先する勇気を持つことです。
休日すら憂鬱になる
仕事のストレスがピークに達すると、生活の質が著しく低下します。仕事の効率が落ち、業務に対する意欲が失われ、日々の仕事が憂鬱になります。
このような状態が続くと、仕事だけでなくプライベートの時間さえも楽しむことができなくなります。「なぜ働いているのか」「何のために生きているのか」といった根本的な疑問に直面し、人生全体が憂鬱なものに感じられるようになります。
これはまさに「うつ病」の症状です。もしあなたがこの状態に陥っているなら、1日でも早く心療内科の受診をおすすめします。「毎日がつらい」と感じる生活は、健全な状態とは言えません。
以前は楽しめていた趣味などで、幸せや喜びを感じられないのなら、今の環境からできるだけ早く抜け出さなければなりません。時には、心療内科があなたの人生を取り戻すきっかけにつながります。
仕事が回らない職場を辞める具体的な方法
退職を考えた時多くの人が悩むのは、いつその意志を会社に伝えるかという点です。
法律(労働基準法)では退職希望日の2週間前までに伝えればよいとされていますが、実際のところは1〜3カ月前に伝えるのが一般的です。
ほとんどの企業は就業規則に「退職日のX日前までに申し出ること」というルールを定めています。これに従わなくとも退職はできますが、従った方がスムーズに退職できますので、あなたの会社の就業規則を確認してみましょう。
退職届用の用紙や封筒は文房具店や100円ショップで手に入れることができます。以下の記事で退職届の用紙や封筒の決まりごとについて解説しています。
また、本当に限界だと感じる場合は、いますぐ退職しましょう。こちらの記事で、手当を受給しながらしばらく無職で休養する選択肢を紹介しています。
回らない仕事を辞めたいなら、今すぐ辞める方法を検討しよう
回らないほど仕事がある状態は、会社側の問題です。この記事では、自由に休めない会社で働き続けると以下のリスクが生じることを解説しました。
あなた自身を守るためにも、会社や同僚への迷惑を気にする必要はありません。危ない会社から逃げるために、いますぐ退職方法を調べてみましょう。
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