「毎日仕事がつらい。もしかしたら適応障害かもしれない」「適応障害で退職すると『逃げた』って言われそうで怖い」と頭を悩ませているあなた。もう、そういうことで悩むのはやめましょう。
確かに、逃げるかのように仕事を辞めると人としてダメになったような気がしますよね。
しかしあなたが適応障害になったのは、あなたと会社が適応できなかったのが理由です。あなたに合う会社に転職できたら本当にすべて解決しますし、しばらくは働かなくとも給付金がもらえます。
この記事では適応障害になった、あるいは適応障害かもしれないあなたへ、かつて適応障害で退職した私が、後悔しないように退職するための知識を紹介します。
この記事を読めば、あなたは胸を張って退職できるでしょう。あなたが今よりも良い、新しい人生へ進んで行くため、ぜひ最後までお読みください。
適応障害で退職!周囲の「会社から逃げた」を否定する視点3つ
「適応障害で退職すると『逃げた』って言われそうで怖い」
わかります。周囲の人間たちからの悪評は、自分の人間性を否定されたような気持ちになりますよね。
とはいえ「逃げた」という表現は1方向からの視点でしかありません。ものごとは必ずいくつもの側面を持つもの。あなたの行動の価値は複数の視点で評価されるべきです。
かつて適応障害で退職した私が、これから適応障害で退職するあなたへ、以下3つの視点をお伝えします。
あなたが胸を張って退職するため、この3つの視点をあなたの思想に取り込んでください。
責任感の結果
あえて書きます。会社は敵です。
私がそうだったのですが、責任感が強いと適応障害になりがちです。責任感が強いからこそ、責任が果たせないときに強いストレスを感じます。
会社はあなたの責任感に甘えています。あなたにハラスメントしたり、業務を押し付けたりしても、あなたなら許してくれると思っているのです。
会社に甘えさせてはいけません。搾取させてはいけません。会社に対して厳しく接し、会社からあなたの人生を取り戻してください。
最優先は健康
今のあなたは心身の負担が蓄積し、ストレスへの適応が困難になっています。したがって、まずは健康な心身を取り戻さなければなりません。
なぜなら、心身が健康でなければ幸せになれないからです。あなたは幸せになるために働いているので、健康を害する仕事は避けなければなりません。
今の会社で働き続けると、あなたは健康な心身を取り戻せません。今の会社は今の会社で幸せになれる方々に任せましょう。
決断力の証明
退職すると、退職する前とはまったく違う生活が始まります。しかも、どんな生活になるかは実際に退職してみないとわからないのです。
したがって、普通の方は「退職する」という選択肢をできるだけ避けようとします。将来がどうなるかわからないと不安を感じ、幸せになれないからです。
「自分の人生を自分で決める」と、人は幸せを感じやすい傾向にあります。つまり「退職する」と自分で決断したあなたは、あなたの幸せへ確かな一歩を進めるのです。
「逃げた」と言われてもいいではないですか。あなたの決断は必ずあなたを幸せにしますから、誰が何を言おうと、あなたはその会社を退職するべきです。
適応障害での退職を合法的にお金へ変える方法
画像:https://www.photo-ac.com/main/detail/31007956 封筒のお金
実は、病気で退職する場合、社会保険から出る「傷病手当金」を退職後も引き続き受給できます。
こういう知識は知っているだけで得をし、知らないと大損するタイプの情報ですから、しっかりと頭に入れましょう。
退職を合法的にお金へ変える方法の方向性は2つあります。
もし「退職コンシェルジュって何?」と思った方は、ぜひこちらの記事をお読みください。
もしご自分で調べて申請する方はこちらの記事をご覧ください。
適応障害で会社から逃げたあと、無職期間を経て再就職した私の話
私は2022年夏に適応障害の診断を受け、その直後に退職しました。
退職を決断する前は「自分は間違っていないと思うけど、なぜこんなに辛いんだろう」と、悩みとストレスでやる気を失っていました。しかし、退職すると決断したあとは気楽なものです。
「なんとかするだろう」と将来の自分へ丸投げするのがあんなに楽しいとは思いませんでしたし、実際なんとかなりました。今の会社にこだわらなくても、生きて行く方法などいくらでもあるのです。
10ヶ月間の無職の期間を経て今の会社へ再就職しましたが、10ヶ月の無職機関のうち9ヶ月は傷病手当金を受給しています。お金に困らない無職は本当に有意義で、他に代えられない経験でした。
こちらで当時の体験談を執筆しています。ぜひご覧ください。
【おすすめ】逃げる準備でとりあえず辞表や退職届を書いておこう
当サイトは、辞表や退職届をとりあえず書いてしまうのをおすすめしています。「いつでも出せる、いつでも辞められる」と思うこと自体が自分自身を守る第一歩です。
私は2022年5月の時点で「辞める」と決め、退職届を書いています。実際は7月のボーナスを受け取ってから提出しましたが、我慢できないことがあればいつでも提出できるよう、退職届は常に持ち歩いていました。
いつでも出せるからこそ、なにかしらのハラスメントを受けたとき「このハラスメントはボーナスを放棄するほどかどうか」を毎回考えることができました。退職届があったからハラスメントに耐えられたのです。
辞表と退職届は少し意味が違います。以下の記事で解説していますのでぜひお読みください。
「逃げるが勝ち」は正しい!適応障害になったら退職準備をしよう
「逃げた」と言いたい方には言わせておきましょう。あなたは会社から自分の人生を取り戻すために戦っているので、あなたの行動は正しいのです。
自分の人生は自分で決めて、あなた自身の幸せへ一歩前進してください。今の会社の業務は、今の会社で幸せになれる方々に任せて大丈夫です。
もししばらく休みたいと思っているなら、退職後も傷病手当金を受給し続けましょう。傷病手当金を受給し続けるには、以下2つの方向性があります。
もし「退職コンシェルジュって何?」と思った方は、ぜひこちらの記事をお読みください。
もしご自分で調べて申請する方はこちらの記事をご覧ください。
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