失業保険を申請する際、必要な持ち物を忘れたことが原因で何度もハローワークに通いたくないですよね。失業保険の手続きに必要な持ち物がわからず、何を準備すればいいのか悩んでいる方も多いでしょう。
この記事では、失業保険の申請をスムーズに進めるために必要な持ち物や、離職票がない場合の仮受付の方法、ハローワークでの正しい服装について詳しく解説します。
- 失業保険の申請に必要な持ち物
- 離職票がなくてもできる仮受付の方法
- ハローワークに行く際の正しい服装
「持ち物が足りずに再度行くことになった」「手続きに時間がかかり、受給までに時間がかかった」と後悔しないためにも、事前に準備を整え、スムーズに手続きを進めましょう。
ハローワークで失業保険を申請するときに必要な持ち物

失業保険の申請には、ハローワークに一度行けば終わりではありません。申請から給付を受けるまでには複数回通う必要があり、段階ごとに求められる持ち物も異なります。
ここでは、失業保険の手続きをスムーズに進めるために、以下の各タイミングで必要となる持ち物をお伝えします。
- 求職登録
- 失業保険手続
- 求職活動
- 失業認定
各タイミングで必要な持ち物は異なるため、事前にチェックして忘れ物がないように準備しましょう。
①求職登録
求職登録では必ず必要な持ち物はありませんが、スムーズに手続きを進めるために、以下の持ち物を準備しましょう。
- 筆記用具
- 履歴書
- 職務経歴書
求職登録時に、あなたの経歴や希望する職種について記入する必要があります。筆記用具があれば、その場でスムーズに対応でき、履歴書や職務経歴書を持参しておけば、求職相談の際に役立つことがあります。
②失業保険手続
失業保険の申請手続きでは、離職に関する書類や本人確認ができるものを提出する必要があります。書類が不足していると手続きが進まず、何度もハローワークに足を運ぶことになるため、事前にしっかり準備しましょう。
- 雇用保険被保険者証
- 資格喪失確認通知書
- 雇用保険被保険者離職票-2
- マイナンバーが確認できるもの
- 身元確認書類
- 写真2枚(縦3cm × 横2.5cm)
- 印鑑(シャチハタ不可)
- 本人名義の通帳またはキャッシュカード
離職票は退職後に会社から送付されるため、申請時にまだ受け取っていない場合もあります。しかし、離職票がなくても仮受付をすることは可能です。仮受付の方法については、失業保険を申請したいのに離職票がなくても仮受付ができるをご覧ください。
③求職活動
失業保険を受給するためには、ハローワークでの求職活動が必須です。求職活動にはさまざまな方法がありますが、ハローワークでの求人検索や職業相談をする場合、手続きがスムーズに進むように以下の持ち物を準備しましょう。
- ハローワークカード
- 筆記用具
ハローワークでは、パソコンを使って求人検索ができます。初回登録時に受け取るハローワークカードを忘れずに持参しましょう。また、気になる求人情報をメモするために、筆記用具を持っていくと便利です。
④失業認定
失業認定では、以下の必要な書類が揃っていないと認定が受けられません。給付金の支給が遅れるリスクがあるため、忘れずに準備しましょう。
- 雇用保険受給資格者証
- 失業認定申告書
- 初回講習受講証明書
初回認定日以降は、4週間ごとに2回以上の求職活動をする必要があるため、次回以降の認定日までに求人への応募や職業相談を進めましょう。
失業保険を申請したいのに離職票がなくても仮受付ができる

退職日から12日経過すれば、離職票がなくてもハローワークで仮受付が可能です。仮受付が受理されると、後日離職票が届いたときに、仮受付した日を申請日として扱ってもらえるため、失業保険の受給開始を遅らせずに進めることができます。
- 退職証明書や給与明細などの退職日の証明ができる書類
- マイナンバーカード
- 通帳
- 写真
離職票の発行には時間がかかることもあるため「まだ届かない」と焦る前に、仮受付を活用しましょう。離職票については、以下の記事で詳しく解説しています。手元に届かず不安な方は、ぜひご覧ください。
ハローワークで失業保険を申請するときの正しい服装

ハローワークでの手続きに特別な服装のルールはなく、基本的に普段着で問題ありません。実際に私がハローワークへ行ったときも私服で問題なく手続きを進めることができました。
ただし、ハローワークの職員が求職者の印象を企業に伝えることもあるため、清潔感のある服装を意識しましょう。特に職業紹介を受ける場合、そのまま面接に進む場合もあるため、オフィスカジュアルやスーツを選ぶのが無難です。
求人検索や職業相談だけならラフな服装でも問題ありませんが、ヨレヨレのTシャツやサンダルなどの身だしなみが整っていない服装は避けましょう。
初めて失業保険給付金がもらえるのは約3か月後!

ハローワークで失業保険の手続きを済ませても、すぐに給付金は振り込まれません。
通常、最初の給付金は失業認定された日から1週間程度で振り込まれますが、自己都合退職の場合は約2か月の給付制限があるため、実際に受け取れるのは退職から約3か月後です。
つまり、給付制限が終わったあと最初の失業認定日を迎え、約1週間後に最初の給付金が振り込まれるという流れです。最短で手続きを済ませても振込までに時間がかかるため、早めに持ち物の準備しましょう。
詳しい計算方法は、以下の記事で紹介しています。いつ振り込まれるのか詳しく知りたいという方は、ぜひご覧ください。
ハローワークに行く前に、失業保険の申請に必要な持ち物を準備しよう

失業保険の申請は、一度ハローワークに行くだけでは完了しません。給付を受けるには、求職登録や失業保険の手続き、求職活動、失業認定といった各ステップがあり、それぞれで必要な持ち物が異なります。
この記事で紹介した、ハローワークで失業保険を申請する際に必要な持ち物を以下にまとめます。
- 筆記用具
- 履歴書
- 職務経歴書
- 雇用保険被保険者証
- 資格喪失確認通知書
- 雇用保険被保険者離職票-2
- マイナンバーが確認できるもの
- 身元確認書類
- 写真2枚(縦3cm × 横2.5cm)
- 印鑑(シャチハタ不可)
- 本人名義の通帳またはキャッシュカード
- ハローワークカード
- 筆記用具
- 雇用保険受給資格者証
- 失業認定申告書
- 初回講習受講証明書
最短で給付金を受け取るために、今すぐ各ステップで必要な持ち物を確認し、足りないものを書き出しましょう。
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