「せっかく休職しているから、たくさん外出して普段行けない旅行に行きたい」「職場を気にせず、休職の期間を楽しめる過ごし方を知りたい」「でも上司に休職中の長期旅行はダメって言われた」
なかなか自由に休みが取れずに、長期旅行を我慢していたなら、休職の期間を活用して楽しみたいですよね。
この記事では、休職中の外出先での過ごし方や医師に旅行に行っても良いと認めてもらう方法、同僚や上司に配慮するべき理由と配慮の方法を紹介します。
休職中の外出が不正と認められると、会社からの事情聴取だけではなく、傷病手当の不正受給と判断されるリスクがあります。傷病手当を受給しつつ長期旅行を楽しむために、ぜひ最後までお読みください。
休職中に認められる外出中の過ごし方
休職は、身体の怪我や病気を治す期間です。生活に必要な食料や必需品の買いものはもちろん、以下の外出も認められています。
身体を休めるためなら、どのような過ごし方をしても大丈夫です。それぞれの外出先での過ごし方や、注意点を紹介します。
運動
休職中は、家で過ごしてしまいがちです。しかし、心身の健康と治療のために適度な運動は必須です。定期的に身体を動かすと体力がつき、疲れにくい身体が作れます。
家でのストレッチからはじめ、ウォーキングやジョギングなどをしながら、少しずつ外出してみましょう。
ただし、天気や体調が悪い日は無理して運動しないでください。あなたの身体の状態にあわせて、身体を動かしてみましょう。
飲み会
休職中でも、飲み会に参加して大丈夫です。同僚や友人との食事を楽しんで、仕事を休んでいるストレスを軽くしましょう。
人と会う機会が減って、気分が下がってしまいがちな休職中だからこそ、気心を許せる仲間との会話の機会を作ってください。
休職中の身なので、飲みすぎたり、朝までオールしたり、SNSで発信したりすることは避けましょう。
また、服用中の薬によってはお酒と一緒に飲めないものもあるため、あらかじめ医師に相談しておくと安心です。
帰省
休職中に実家に帰省すると、心も身体もじっくり休められます。帰省は旅行とは異なり、長期間でも問題ありません。
ただし、会社によっては長期間家を空ける際は報告を求められる場合があるため、あらかじめ報告しておくと安心です。
傷病手当金を申請するために定期的な通院が必要なので、期間については医師と相談して決めましょう。
療養を目的とした旅行
休職中だからこそ、旅行に行く時間的・精神的余裕がありますよね。温泉や美しい自然を楽しむための1泊旅行や日帰り旅行は、療養の目的として認められるので、積極的に計画しましょう。
旅行は気分転換になるため、仕事で旅行に行けなかった方こそ、休職期間を活用して旅先で羽を伸ばしましょう。
休職中に求められる療養や長期間の旅行に行く方法については、これから詳しく解説します。
休職中の外出の過ごし方として認められる「療養」とは?
休職期間中の療養とは、病気の治療や怪我の回復に専念することです。うつ病や適応障害などの精神疾患の場合は、適切な休息や環境の変化が療養に役立ちます。
しかし、療養が目的でも、旅行は疲れます。病状によっては旅行が適さない場合もあるため、あらかじめ医師に相談しましょう。
医師からの許可を得ずに旅行に行ったり、嘘をついたりした場合は、以下のようなペナルティがあります。
医師や自分の身体の状態と相談しながら、療養の計画を立てましょう。
医師に「休職中に旅行してもいい」といってもらう3つの方法
休職中の旅行は療養が目的なら問題ありませんが、念の為医師に許可を貰いましょう。会社から事情聴取されたとしても、医師の許可があれば大丈夫です。
医師から旅行の許可をもらうには、以下の3つが大切です。
休職期間を活用して旅行にいくためにも、医師と相談しながら計画を立てましょう。
医師との信頼関係を築く
医師に旅行を認めてもらうためには「あなたを信頼しています」と言葉や行動で表現しましょう。あなたが医師を信頼することで、医師もあなたを信頼してくれます。
行動で信頼を表現するには、診察予約の時間を守ったり、処方された薬を説明通りに服用したり、医師の指示をしっかり守ると良いです。
身体の不調を治すために真剣な姿勢が伝わっていれば、気分転換の旅行を認めてくれます。
「今まで治療を頑張ってきたから、旅行を楽しんでおいで」と言ってもらうためにも、普段から医師の指示をしっかり守り、健康状態について正直に報告するようにしましょう。
希望を正直に伝える
医師に対して、自分の病気や怪我の状況だけではなく、今の気持ちを正直に伝えましょう。
例えば、旅行に行きたい理由として、以下のように話すと受け入れられやすいです。
また、リフレッシュの方法として、以下のように具体的に話すと良いでしょう。
医師に正直に今の気持ちや想いを話すと、回復に向けて旅行が重要であると判断してもらえます。さらに、医師とのコミュニケーションも深まり、信頼関係も深まるでしょう。
旅行の詳細を明確にする
医師に旅行に行きたいと伝える際は、以下を具体的に伝えましょう。
また、長期の旅行やエネルギーを多く消耗する活動は避け、身体に負担の少ないプランを計画することが大切です。
休職中に認められる長期旅行の期間は、明確には決められていないので、医師に相談しながら計画を立てましょう。
休職中に外出する際は同僚や上司に配慮しよう
旅行を認めてもらえたら、医師との約束を守りながら旅行を存分に楽しみましょう。ただし、同僚や上司への配慮を忘れてはいけません。
なぜ配慮が必要なのか、どのように配慮すれば良いのかを詳しく解説しますので、ぜひご覧ください。
配慮したほうがいい理由
長期旅行中の行動が意図しない形で会社に知られると「休職中に遊んでいる」と思われてしまいます。
特にあなたが休職した結果業務が増えている同僚は、長期旅行に対して不公平感や不満を抱くでしょう。
休職中の行動が不適切と見なされると、同僚や上司からの信頼を失います。復職後のパフォーマンスやキャリアに影響を与えるため、外出する際は配慮しましょう。
配慮の方法
休職中の長期旅行が認められた際は、以下の配慮を心がけましょう。
旅行中の写真や活動をSNSに投稿すると、意図しない形で会社に知られてしまうリスクがあります。匿名で発信するか、そもそも発信しないようにして、余計な誤解や嫉妬を防ぎましょう。
旅行期間中でも上司や同僚と定期的に連絡を取り、自分の状況を簡潔に報告し、感謝を伝えましょう。定期的なコミュニケーションは、会社の人達に対して配慮している姿勢を示し、信頼を維持できます。
SNSの投稿はできるだけ避け、報告を求められたらすぐに正直に応じましょう。そういった少しの配慮で、復職後も信頼関係を維持し続けられます。
休職中に長期外出するために、旅行先での過ごし方を計画しよう!
今まで仕事の忙しさを理由に旅行を我慢していたなら、休職期間を活用して長期旅行に行きましょう。
とはいえ、勝手に旅行に行ったり、嘘をついたりしてはいけません。身体の回復を確認しながら、医師に相談し、許可をとりましょう。
医師から旅行の許可をもらうためには、以下の3つが大切です。
まずは、長期旅行に行きたいと医師に相談するために、身体に負担がかからない旅行の計画を立ててみましょう。
コメント