「ついに退職だ」と勇気を出して伝えたにも関わらず、上司からのしつこい引き止めがあるとなかなか話が前に進みませんよね。
退職する際には、あなたの「退職したい」という意志が大切です。また、しつこい引き止めにはいくつかのパターンがあり、それぞれの対処法があります。
この記事では、退職する際に上司からのよくある引き止めパターンとその対処法について解説します。
この記事を読んで、退職の引き止めパターンに沿った対処法を理解すると、しつこい引き止めに動じずに退職できます。
そもそもしつこく引き止められないように退職する意向を伝える方法も解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
【しつこい】退職の引き止めパターン3つとその対処法
退職することを伝えた際に、しつこい引き止めに遭遇するケースは少なくありません。対処するためには、しつこい引き止めのパターンを知り、その対処法を学ぶのが大切です。
退職のしつこい引き止めパターンは以下の3つです。
退職のしつこい引き止めパターンと対処法を理解して、上司からの言葉に動じることなく、トラブルのない退職を目指しましょう。
職場環境の改善を交渉される
あなたの退職をしつこく引き止めるために、職場環境の改善を交渉されるケースがあります。
しかし、上記のような、甘い言葉に惑わされてはいけません。大切なのは、提案された改善が明確な条件として書面で示されるかどうかです。このような甘い話は、表面的な提案に過ぎず、実際には本気で考えていない可能性が高いです。
職場環境の改善交渉によって退職をしつこく引き止められたとしても、明確な条件を書面で提供されない限り、受け入れる必要はありません。
感情的な言葉をかけられる
退職をする意向を伝えると、感情的な言葉をかけてしつこく引き止める上司がいるかもしれません。
しかし、これらの言葉は、あなたの退職自体が職場に与える影響を利用する感情的なアプローチに過ぎません。そもそも、冷静かつ論理的に話せない方は、組織をまとめる上司としての役割を果たせません。
また、退職によって他の社員に迷惑がかかるのは、避けられない事実です。それを理由にあなたがなりたい姿や人生の選択を諦める必要はありません。あなたの人生はあなたのもの。会社や上司に拒否権なんてないんです。
感情的な言葉をかけられても、真に受ける必要はありません。毅然とした態度ではっきり断りましょう。
退職を非難され脅される
退職する意志を表明すると、退職を非難して脅す卑劣な上司がいます。以下のような厳しい言葉を投げかけ、しつこく退職を引き止めようとします。
この言葉をかけられたときに重要なのは、自分の退職するという決断に自信を持つことです。「いや、知らんがな」「それってあなたや会社の都合ですよね」と心の中で考えておきましょう。
しつこく退職を非難され脅されたとしても、「私の決断は変わりません」と繰り返し伝えましょう。自分の将来を守るためにも、断固たる姿勢で対応することが大切です。
そもそもしつこく引き止められないようにする方法
あなたが上司に退職する意向を伝える前に、事前準備することで、しつこく引き止められることを防げます。
しつこく引き止められないようにする方法は以下の3つです
これらの方法を使うと、しつこく引き止められずにスムーズに退職できます。ぜひ参考にしてください。
転職先を決めて内定を貰っておく
しつこい引き止めを避ける最も有効的な方法は、転職先から内定を貰っておくことです。内定がある状態で退職する意向を伝えると、交渉がムダだとわかれば、上司は引き止めにくくなります。
裏で転職活動を進めて、内定がでた後に退職を伝えることで、スムーズな退職が可能になります。
しつこい引き止めを回避するために、会社に在席しながらの転職活動を検討してみましょう。
引き止め交渉をされても取り合わない
会議室で何時間もしつこく引き止めの話をされるケースがあります。しかし、一切耳を貸す必要はありません。
長時間の説得や交渉は、あなたの退職意志を揺るがせるための手法の1つ。この状況であっても、「定時なんで帰ります」と断言してその場から離れるのが大切です。この一言は、あなたの退職意志が固いことを行動で示すことができます。
しつこく引き止めの話をされても、耳を貸さずに、あなたの意志を尊重し続けましょう。
退職届を出してしまう
直属の上司がしつこく退職を引き止める場合は、その上司を無視してさらに上の管理職や人事部に直接退職届を提出する方法もあります。
この行動はあなたの人間関係や職場環境に影響を与える可能性があります。しかし、退職を決意している以上、あなたには関係のない話なので、気にする必要はありません。
「どうせ辞めるし人間関係がこじれても別にどうでもいい」「そもそも上司がしつこいからこじれんたんだし」と気楽に考えておきましょう。あなたの人生が最優先です。
ほとんどは自分のため。退職したいあなたをしつこく引き止める理由4つ
退職する意向を示したあなたをしつこく引き止める背景は主に4つあります。
本音は会社や上司自身の都合を考えているケースがほとんどです。「お前の為に言ってるんだぞ」と言っても、あなたのことを本気で心配してくれるケースはごく稀です。基本的には自身の評価しか気にしていません。
そもそも、退職したいあなたをしつこく引き止める方法によっては、違法になるケースがあります。あなたの退職を引き止められ方が違法かどうかは、以下の記事を参考にしてください。
しつこい引き止めを回避するために退職理由を整理しよう
退職する意向を伝える前に、しつこい引き止めを回避するために退職理由を整理しておきましょう。退職理由を明確にした上での本音と建前の使い分けや、毅然とした態度ではっきり断るための心構えを持つことが大切です。
まず、あなた自身の中で退職する本当の理由をしっかりと把握しましょう。退職する本当の理由の例は以下の通りです。
本当の退職理由は伝えない方が無難です。もし本音を伝えてしまうと、しつこい引き止めがさらに強まることも。
「かと言って嘘を言うのも嫌だな」と思ったあなた。あなたにはぜひこちらの記事も読んでいただきたいです。
あなたが本当にその会社を退職したいのであれば、毅然とした態度ではっきり断ることが重要です。逆に、上司からしつこく引き止められて気持ちが揺らいでしまうのなら、本当に退職したいのか考え直すのも大切。退職した後で後悔しないよう、今のうちによく考えましょう。
退職理由の本音と建前の使い方を理解することや退職する意志を曲げない心構えを持つことがスムーズな退職への近道です。
しつこい引き止めに負けず、退職して新しい生活をはじめよう!
上司からしつこい引き止めにあったとしても必ず退職できます。そのためには、毅然とした態度ではっきり断ることが重要です。
まずは、退職する意志を明確に伝えるために、あなたの退職理由を整理しましょう。その上で、上司が自分に対して思っている引き止め理由を把握し、その対処法を口に出して読んでみることをおすすめします。
退職は大きな決断ですが、新しいチャンスの扉を開く行動です。しつこい引き止めに負けず、自分の未来を切り開きましょう。
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