心の余裕が無くなり、突然休職してしまうケースがあります。また、休職してから復職せずにそのまま退職する方もいるでしょう。休職当時は、冷静な判断ができないものです。
休職して数日後、落ち着いたあなたは大切な荷物が会社にあることに気がつきます。
「自分の大切な荷物を回収したい!」「会社からの貸与品を返さなきゃ」「でも、嫌いな上司のいる会社に行きたくない…。」と頭を抱えているでしょう。
顔も見たくない上司を避けつつ、あなたの大切な荷物を回収する方法があります。また、必ずしもあなた自身が荷物を取りに行く必要はありません。
この記事では、休職から復職せずに退職する際に、会社に残してきた荷物を回収する方法を解説します。
この記事を読むと、嫌いな上司に顔を合わせることなく、あなたの荷物を回収できます。
あなたの大切な荷物がきちんと手元に戻るような情報を執筆していますので、ぜひ最後までご覧ください。
休職から復職せずに退職するなら、人事担当者を味方につけよう
休職から復職せずに退職した後に、トラブルなく荷物を回収するため、まずは人事担当者を味方につけましょう。人事担当者は会社の退職手続きに関するプロです。
人事担当者を味方につければ、上司と不要な対面を避けられるように、荷物の回収・貸与品の返却ができる手配をしてくれるでしょう。
人事担当者を味方につけるために、以下の3つを意識してください。
人事担当者は休職から復職せずに退職するあなたのことに気を配っています。恩返しのためにも、人事担当者の業務をなるべく減らせるように意識しましょう。
あなたが休職できているのも、人事担当者が面倒を見てくれているから成立しているのを忘れずに。人事担当者への感謝を忘れないようにしましょう。
休職から復職せずに退職した後、上司を避けて荷物を回収する方法
退職する際に、職場の方や上司と顔を合わせると気まずいものです。休職から復職せずに退職するならなおさらです。
しかし、あなたの大切な荷物を確実に回収するためには、あなた自身が会社に取りに行くのが最も手っ取り早いです。
ここでは、休職から復職せずに退職した後、上司を避けて荷物を回収する方法を2つ紹介します。
荷物を取りに行く際の事前準備と注意点を把握して、嫌いな上司に会わなくてすむように、荷物を回収しましょう。
荷物を取りに行くときの準備
何も考えずに荷物を取りに行くと、間違いなく職場の方や嫌いな上司に遭遇してしまいます。そのような最悪な事態を避けるためには、荷物を取りに行くときの事前準備がポイントです。
会社に荷物を取りに行く前にするべき準備は以下の2つです。
会社に行ってから退社するまでを、スムーズに行うための準備です。ぜひ、参考にしてください。
回収する荷物をリスト化する
まずは、回収する荷物をリスト化しましょう。リスト化するとあなたが回収するべき持ち物を把握でき、荷物の取り忘れを防げます。
大切なのは、最低限回収したい大切な物を全て思い出すことです。会社のデスクの引き出しやロッカーにある物も忘れずにリストアップしましょう。
例えば、以下のような物が挙げられます。
また、自分の回収する荷物を把握した後、人事担当者や同僚に連絡して、事前に回収する荷物を整理してもらうのがおすすめです。職場の方に接触せずに、スムーズに荷物を回収できます。
無計画に会社に行くとパニックになるかもしれません。回収する荷物を把握しておきましょう。
返却する貸与品を一つの箱にまとめておく
会社に行く前に、返却する貸与品を一つの箱にまとめておきましょう。
退職当日は、荷物をまとめた箱を人事担当者に渡すだけ。余計なコミュニケーションをせずに会社からの貸与品を返却できます。
会社に返却する貸与品に関しては、『退職後に必ず会社に返却すべき荷物の一覧』を参考にしてください。
また、貸与品を箱にまとめる際に、返却時に物品が壊れないような工夫をしておくのが大切です。
返却する貸与品を一つの箱にまとめておくと、スムーズに返却できます。
荷物を取りに行くときの注意点3つ
荷物を直接会社に取りに行くときは以下の3つに注意しましょう。人事担当者に相談して、どうすればいいか教えてもらえたら安心です。
会社の貸与品を必ず返却しましょう。貸与品の返却漏れが発生すると大きなトラブルに発展する可能性があります。
また、メールでも構わないので、会社を訪れる時間帯を事前に人事担当者や産業医に伝えておくことが大切です。突然、訪問すると人事担当者や職場の方に迷惑がかかります。
さらに、いつ行けば会いたくない上司に会わずに荷物を回収できるか、人事担当者に相談しておきましょう。きっと「この日、この時間ならいないよ」と教えてくれます。上司はもちろん、職場の方との遭遇をできる限り避けられます。
会社に取りに行く前の下準備と丁寧なコミュニケーションが大切です。特に、上司に会うのを避けたい方は、人事担当者に直接聞いてしまいましょう。
【行きたくない場合】担当者にお願いして荷物を郵送してもらおう
休職して復職せずに退職する場合、もう二度とその会社に行きたくないという方は少なくありません。そんな方は、人事担当者に自分の荷物を着払いで郵送してもらいましょう。しかし、この方法を使う際には、いくつかの注意点があります。
まずは、自分の本当に大切な荷物を把握するために回収する荷物をリスト化しましょう。次に、人事担当者に大切な荷物の特徴を伝えて、「荷物を郵送していただけませんか」と依頼してください。伝える際には、必ず感謝の気持ちを忘れないでくださいね。
ただし、他人の仕事を増やしているという前提を忘れないでください。あなたの大切な荷物が雑に扱われるかもしれませんし、必ず全て返ってくるわけでもありません。覚悟してください。
また、あなたの大切な荷物が会社内にないのであれば、全て廃棄してもらいましょう。郵送してもらうよりもトラブルが少なく、あなたも人事担当者も気が楽になります。
退職後に必ず会社に返却すべき荷物の一覧
退職時には、会社から借りていた物品や貸与品を必ず返却する義務があります。
退職するときに会社に返却する貸与品や荷物の例は以下の10個です。
貸与品を会社に返却できない場合は、返還や損害賠償を請求されてしまう可能性があります。必ず貸与品は返却しましょう。
返却する貸与品を忘れないためにも、まずは、会社からの貸与品を紙に書いて把握しておくことが大切です。
休職したまま復職せずに退職するときの流れ
休職したまま復職せずに退職するときの手順は以下の3ステップです。
まず、退職する意思を上司や人事担当者に伝えます。直接会って伝えられればベストですが、メールや電話でも問題ありません。
退職意思を伝えた後は、会社指定の退職届を準備して提出しましょう。退職届のフォーマットがない場合は以下の記事を参考に、退職届を準備しましょう。
また、退職してから約2週間後までに以下の4つの書類が届きます。
書類が届かない場合は、お世話になった人事担当者へ連絡しましょう。
休職して復職せずに退職しても荷物は回収できる。人事担当者が鍵
休職中に退職しても荷物は回収できます。回収するためには、会社に荷物を取りに行く前の準備や人事担当者とのコミュニケーションが鍵となります。人事担当者をなんとか味方につけましょう。
自分で荷物を回収せず、郵送してもらう選択肢もありますが、必ず返ってくるとは限りません。
勇気を出して取りに行けば、大切な荷物を全て回収できます。逆に、大切な荷物がないなら、あきらめて廃棄するのもいい選択肢です。
まずは、会社から回収したい荷物をリストに書き出して、あなたが本当に大切なものを整理しましょう。
あなたの大切な荷物を回収して、新たなスタートを切るための一歩を踏み出しませんか。
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