中途退職して無職のまま新年を迎えた方は、何もしなければ年末調整の還付金を受け取れません。
しかし確定申告することで私は6万円の還付金が発生しました。必要書類を揃えて、あなたも確定申告で還付金を受け取りませんか?
「精神病で仕事を辞めたのに、そんな難しそうなことできる気がしない」
「傷病手当金は確定申告がいらないって聞いたけどどういうこと?」と思っていませんか。
傷病手当金は確定申告不要ですが、確定申告をした方がいい方がいます。それは「年の途中で退職したため、年末調整されてない方」です。
傷病手当を受給していなくても、年度の途中で退職して再就職していない方は該当します
「傷病手当金は確定申告不要、しかし年末調整するには確定申告が必要」これは一種の罠のようなもので、知らないと損をしてしまいます。役所の手続きは本当に面倒です。根気よくお付き合いください。
昨年退職したばかりの方は焦らなくて大丈夫。還付の申告は5年間受け付けています。病状が落ち着いて、人とコミュニケーションがちゃんと取れるようになってから手続きしましょう。
大変申し訳ありませんが、この記事の「具体的な手順」は途中で終わっています。一度試しに申告したところ、何かの番号が無効になってしまい、申告画面にアクセスできなくなってしまったからです。本当に申し訳ありません。
中途退職者が確定申告した方がいい理由。返金される可能性が高い
何年かサラリーマンをされた方、年末に「年末調整による還付金」が返金された経験はありませんでしょうか。
年の途中で退職した方は、その「年末調整」がされませんので、何もしなければ「還付金」も受けられません。退職後に還付金を受け取るためには「確定申告」が必要です。
私も当初勘違いしていましたが、「還付申告書」という用紙はありません。あくまで「確定申告すると、還付金が受けられる」のです。確定申告の手続きを進めていきましょう。
還付申告は通年受付。確定申告で混み合う2〜3月を避けられる
2月中旬から3月中旬までの申告は、確定申告する方々で混み合います。
この先で紹介するWEBページでも、2月後半の平日12時半〜13時15分ごろにアクセスすると反応が悪く、作業性がよくありません。
還付申告は通年受け付けているので、世間の確定申告が落ち着いた4月以降に申告するのが賢い方法です。
還付は5年分まで遡って申告できます。もしも過去に申請しないまま今に至る場合は、一度試してください。
中途退職者の確定申告に必要な書類3種。どこにあるのか探そう
退職時にもらった源泉徴収票、捨ててはいないでしょうか。万が一捨ててしまっている場合は、発行元(勤めていた会社)へ再発行を依頼しなければなりません。
各種控除証明書とは生命保険や住宅ローンなどの証明書。年末調整の時に会社に提出する一連の証明書です。
注意しなければならないのがふるさと納税。確定申告をする場合は「ワンストップ特例制度」の適用が除外されてしまいます。
つまり、ワンストップ特例をいくら正しく手続きしていても、確定申告の際にはすべての「寄付金受領証明書」が必要です。
万が一、寄付金受領証明書が手元にない場合はふるさと納税各社が発行している「寄付金控除に関する証明書」を申請しましょう。数日の時間がかかってしまいますが、「寄付金受領証明書」の代わりとなります。
中途退職者の確定申告手順①マイナポータルアプリで事前準備
マイナンバーカードは全国でおよそ60%の方が既に持っているそうです。(令和5年1月時点)実際私も持っています。したがって、マイナンバーカードを持っていて、マイナポータルアプリの初期設定まで終わっているものとしてこの先書いていきます。
参考:https://www.soumu.go.jp/kojinbango_card/kofujokyo.html
マイナポータルのアプリを開き、「注目の情報」をスワイプして「確定申告の事前準備」をタップしましょう。
「利用者登録/ログインして使う」をタップし、ログイン画面へ進んでください。ここでマイナンバーカードが必要になります。初めての方は利用者登録も必要です。
マイナンバーカードを用意し、スマホ上で「利用者証明用電子証明書のパスワード」(数字4桁)を入力、画面の表示に従ってスマホにカードを読み込ませ、ログインします。
その後表示される「連携するリスト」を、できるだけ連携していきます。
ここからが時間のかかるところ。根気よくお付き合いください。
e-私書箱と連携する
e-私書箱と連携すると、給料として受け取った以外の収入(年金・株式)や、控除の対象となる各種保険・ふるさと納税・住宅ローン控除などの申請を簡略化できます。
「簡略化できる」と言いつつ、初めての場合はここが特に時間のかかるところ。根気強くいきましょう。
人によっては何時間もかかる可能性がありますが、今年すべて連携しておけば、来年以降はもっとスムーズになるはず。
マイナンバーカードは片付けないように手元に置いて作業を進めます。ひとつ連携する度に必要です。
連携できる組織一覧はこちら。それぞれのカテゴリがあいうえお順に並んでいます。令和5年(2023年)2月時点の一覧です。量が多いので、ここ関係ない方は読み飛ばし推奨。
各組織への連携方法は割愛しますがお許しください。
ねんきんネットと連携する
ねんきんネットと連携すると、国民年金保険料の控除証明書と公的年金の源泉徴収票がマイナポータルで確認できるようになります。
国民年金保険料の控除証明書が役に立ちますので、連携をおすすめします。
現在無職でしたら、国民年金への加入手続きは必須です。もしもまだ手続きをされていないようでしたら、場合によっては減額や免除ができる可能性がありますのですぐに年金事務所へ連絡を。
支払う年金は所得控除の対象になるので、支払ってから確定申告した方が還付金が増えます。(手元のお金は減りますが)
ふるさと納税e-Tax連携サービスと連携する
この連携は、申し訳ありません。私にはよくわかりませんでした。
ふるさと納税についてはe-私書箱で連携できるものとこちらで連携できるものとに分かれているようです。
こちらで連携できるのは大まかにこの3つ
該当されるようでしたら連携してください。
e-Taxと連携する
これは、ごめんなさい。あまりにサクッと連携できてしまったもので、スクリーンショットを一切撮らないまま進めてしまいました。
ここまで各種の連携を済ませてきた方なら、特に問題なく連携できるはず。そのまま進めてください。
その他
ここではここまで連携してきた情報のどれを確定申告に利用するか、を選択します。
はい。「何を言ってるんだ。全部に決まっているじゃないか」とお思いのあなた。
私もそう思います。政府は一体何を言っているのでしょうか。
よくわからないのですが、チェックを入れないと連携した意味がないのも事実。諦めてチェックしていきましょう。
よく見ると「医療費」や「地震保険」など、連携してこなかったものも含まれています。連携したものとしていないものが混在しているので本当によくわかりません。
連携先を再度チェックして「次へ」をタップ。ようやくこれで事前準備が完了です。
中途退職者の確定申告手順②【不完全】e-Taxで申告書を作成
ようやく確定申告まで進みました。お疲れ様です。あともう少し頑張っていきましょう。
わかっている範囲で書いていきます。
① 国税庁の「確定申告書等作成コーナー」にアクセスする
「連携するリスト」のページ、一番下の「確定申告する」ボタンをタップし、もう一度「確定申告する」をタップしてあげてください。
国税庁の「確定申告書等作成コーナー」のページに辿り着くはず。
「作成開始」をタップしましょう。「作成のステップについて」のページを読み、「次へ」をタップすると、どの申告書を作成するか選ぶページが開きます。
②「所得税」を選択する
「作成する申告書等の選択」で「所得税」を選択し、「令和4年分」を選択(もしも、令和3年以前の還付を申告する場合はそちらを選択)。
「e-Tax(マイナンバーカード方式)」を選択、「証明書等のデータを取得するために、マイナポータルと連携しますか」は「連携する」をタップし、「次へ」をタップしてください。
③「申告内容に関する質問」に答える
「申告内容に関する質問」には6つのチェックボックスがあります。
退職して傷病手当を受給している方であれば、基本的に「給与」だけチェックすればOKです。
「申告内容に関する質問」で「給与」にチェックを入れ、あとは源泉徴収票の枚数と医療費・寄付金・そのほかの控除、住宅関連控除のあるなしを聞かれますのでご自分の状況に合わせて回答し、「次へ」をタップしましょう。
④必要書類を揃えて、入力していく
ここから先は、3種の「必要書類」を手元に置きながら、そこに書いてある数字を転記していけば完了します。
と書いたものの、冒頭に書いた残念なご報告です。一度試しに申告完了までやってみた結果、2回目がアクセスできない事態に陥ってしまいました。詳細を紹介できず大変申し訳ない。本当にごめんなさい。来年の確定申告ではスクショをとりながら進めます。
来年またチャレンジします。もう少しで終わりでなのでなんとか頑張ってください。
中途退職者も確定申告して、払いすぎた税金を返してもらおう
年の途中で退職して、無職のまま新年を迎えた方は、確定申告すると高確率でお金が返ってきます。
「傷病手当金は確定申告不要、しかし年末調整するには確定申告が必要」こういう行政の申告類は、知らないと損する・知っているだけで得する情報が本当に多いもの。
最後までご案内できなかったのが悔やまれます。申し訳ありませんが、頑張ってみてください。
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