「上司の無茶振りがひどい」
「毎日遅くまで残業しても仕事が終わらない。こんな会社早く辞めたい」
社会人として組織のなかで働いていると、時には自分の限界を超えた仕事を任されるケースがあります。
余裕があるうちはそれも成長の機会と捉えて頑張れます。しかし限界を超えた仕事を長く続けると、心身の疲労は仕事だけで収まらず、家族や友人を傷つけてしまうケースも。
そんな事態を回避するため、この記事では以下の3つを紹介します。
「この無茶振りを回避するには仕事を辞めるしかない」
「でも転職先が見つかってないから辞められない」
「転職先を探す余裕なんてない」
あなたがもしそうお考えなら、この記事はきっとお役に立てます。ぜひ最後までお読みください。
もう辞めたい。仕事で無茶振りされやすい方の特徴3つ
無茶振りされるのは基本的に、仕事ができて優しい方。他人の苦しみを理解してしまえる方です。
私もかつて無茶振りに悩まされた時期がありました。毎日遅くまで残業して、必死に仕事をこなしたものです。
時には誰かを手助けして時間を取られるのに、その誰かは自分を助けてくれないなんてケースもしばしば。あなたも経験ありませんか。
そんな、無茶振りされやすい方の特徴はこの3つでしょう。
振られる仕事をすべてこなせば確かにスキルアップできます。作業効率もどんどんよくなり、他人よりも多くの仕事をこなせるようになります。
しかしそれが人間として幸せかどうか考えると、必ずしもそうではありません。実際私も、その時期に家庭を壊してしまいました。
人間としての幸せと社会人としての成長を両立させるには、無茶な仕事とは一定の距離を置かなければならなかったのです。
あなたの仕事に余裕を作る。角を立てない無茶振りの断り方
私としては、あなたにはぜひ仕事を辞めて休んでもらいたい。しかし、辞めずに頑張りたいと思う方へはこの断り方を紹介します。
「その業務、着手するのが1週間〜10日後になりますがよろしいですか?」
あなたもぜひ、この断り方を使ってもらいたいです。これは「受け入れつつ断る」テクニックで、仮に仕事を振られたとしても、その仕事があと回しになるのを上司に受け入れさせるもの。そのコツと、メリットデメリットを紹介します。
とはいえこの断り方も万能ではありません。「いや、いいからこの仕事を最優先にしろ」と言われるケースもあるでしょう。
その場合私なら「今やっている仕事は〇〇さんの依頼です。〇〇さんと話をつけてくださればそちらを優先しますので、〇〇さんから私へ指示くださるように話してもらえませんか?」と依頼します。
私の経験では、そこでその依頼者と話をつけた上司はいません。すべての上司がこの言葉で諦めました。話をつけてくれても良かったのに。
受け入れつつ断るコツ3つ
「その業務、着手するのが1週間〜10日後になりますがよろしいですか?」この断り方のコツはこの3つです。
初めから「できない」とは言わないのが大切です。相手の希望を叶えるために最大限努力する姿勢を見せましょう。
反射的に答えず、じっくり時間を使って答えるのも大切。「ちゃんと考えている」のが相手に伝わると、落ち着いて話ができる環境が整います。
受け入れつつ断るメリット3つ
この断り方にはこんなメリットがあります。
これは相手の希望を否定せずに受け入れたうえで、こちらの希望もちゃんと通す、いわゆる「間をとる」提案です。
あらかじめ余裕を持った日数を提示できるので、無計画に仕事を受け取るよりも業務量を調整しやすくなります。
また、相手は「ちゃんと考えてくれた」と感じられるので、依頼するのか、ほかをあたるのかちゃんと考えて答えを出してくれます。
受け入れつつ断るデメリット3つ
とはいえメリットばかりではありません。この断り方をするときに考えておくべきデメリットがこちらです。
今やっている業務がどれくらいの日数を要するかは、ある程度の経験がないと答えられません。どれくらいかかるかはっきり分からなくても、適当な日数を言わなければ成り立たないのです。
それに、その業務が本当にあなたしかできない業務だった場合、どれだけ先延ばししても最終的にはあなたがやらなければならないでしょう。
裏を返せば、今やっている業務は自分が言ったその日までに必ず終わらなければいけません。そのせいで窮屈さやプレッシャーを感じるのもデメリットです。
こんな人物を目指そう。無茶振りされない2つのキャラクター
当時、無茶な働き方で家庭を壊した私は、無茶振りされない働き方を目指して努力し始めました。
身近な同僚たちのなかに、無茶振りされない・されにくい方が何人もいました。彼らがなぜ仕事を振られないのか、振られた時にどう対応しているか。
彼らを観察してたどり着いた結論が「無茶振りされないキャラクターになるべき」でした。その「無茶振りされないキャラクター」がこの2つです。
こう言ういわゆる「配慮すべき」方々は、無茶な仕事を振られるケースがそもそも少ないのです。
こう言うキャラクターをあなたがつくれたら、もし仕事を振られてもサクッと断れるようになるでしょう。
プライベート最優先キャラ
プライベートを優先している方は、それを理由にサクッと仕事を断ってしまいます。
当時、私のまわりにいたプライベート最優先キャラの特徴はこんな感じです。
「定時に終わらせるぞ!」と宣言しつつ全力で働いている方に、残業は頼みにくいものです。もし頼んでしまうと「頑張っても帰れないのか」と定時内の業務までパフォーマンスが落ちてしまうリスクがあるからです。
家が遠く終電が早い方や、スポーツジムや習い事などの時間が決まっている集まりに通っている方も残業を断りやすいもの。明確な理由があると断るハードルが下がります。
上司がろくでもない人間だと「なんでそんな習い事を始めたんだ!」と言われそうですが、あなたの人生を豊かにするためですから遠慮は不要です。
あなたがもしこのキャラを目指すなら、「仕事よりプライベートを優先する」と宣言して、何かの習い事を始めてしまいましょう。
仕事のできないポンコツキャラ
仕事ができない方には、誰も仕事を頼まないものです。例えば、こんな特徴を持った方に仕事を頼みたいと思う上司はかなり少ないでしょう。
こう言う部下には、上司自らこまめに状況確認しないとうまく仕事が進みません。それでは上司も大変です。
あなたがもしこのキャラを目指すなら、心療内科を受診して休職するように働きかけてください。
無茶振りに悩む方なら、何かしらの精神疾患を抱えている可能性が十分にあります。もうすでに限界を超えている可能性はかなり高いんです。
あなたが休職したあと、上司に「仕事を頼みすぎた!」と思ってもらえたなら、次からは配慮してもらえるようになるでしょう。
転職先は探さなくていい。今すぐ仕事を辞めたい方の現実的な方法
無茶振りな仕事で毎日クタクタなあなた。あなたはすでに心を病んでいる可能性が高い。これを当時の自分にも伝えてやりたいです。
もしあなたが「転職先が見つかってないからやめられない」とお考えなら、私は「とりあえずいますぐ辞めて、無職で生活する」選択肢をご提案します。
こちらは、無職になって国からの手当を受給しながら生活する手順を紹介しています。生活保護ではありません。ぜひご覧ください。
仕事での無茶振りは成長の近道。でも、辞めたい気持ちには正直に
残業や休日出勤をすれば評価は上がるかもしれませんが、会社からの評価と自分の幸せは関係ありません。
あなたが幸せな人生を送るためには、ただただ仕事に振り回されるのではなく、自分が仕事をコントロールできるように立ち回るのが大切です。
この記事で紹介した角の立たない断り方、無茶振りされないキャラクターを一度試してください。それでも改善しない場合は仕事を辞めてしまうのもいい選択肢です。
あなたのこれからの人生がよりよいものになるように、無茶振りからうまく逃げる方法を探ってみましょう。
「もう無理、頑張れない」と思う方はこちらのリンクへ。18ヶ月間の無職期間があなたの人生を変えてくれます。
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